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指揮者(クラシック界)とゲイ(ホモ)

10月 1st, 2011 Posted in マエストロ・カン, 日記雑記 | 2 comments »

ゴヌマエの小説、もう30本くらい書いていますが、マエストロの弟子時代の話が殆どない。ある程度設定はしているんだけど、高名な指揮者なだけに高名な師匠が欲しいわけで。で、弟子時代を書くに当たって、音楽関係の資料をあさっているのだけれど、まぁ、凄いらしいですね。クラシック界。

カラヤンやバーンスタインがゲイ(或いはバイ)というのは、あまりにも有名な話だし(男子学生と関係したと新聞沙汰にまでなった)、彼らだけじゃなく、クラシック界で高い地位にいる人たちが、同性愛や少年愛にまみれているのは周知の事実だし。メトロポリタン歌劇場の舞台裏の仕事はホモセクシャルに独占されているし(レヴァインもそこにいましたね。そういえばw)、高名な指揮者や舞台監督による若い音楽家へのレイプは日常茶飯事。
ホロヴィッツも言ってましたよね。「ピアニストには3種類しかない。ホモかユダヤ人か下手くそだ。」って。
古楽系には、ホントに多くて、カラヤンやバーンスタインだけじゃなく、マイケル・ティルソン・トーマスやクリストフ・エッシェンバッハのようにカミングアウトしてる指揮者もかなりいる。まぁ、この二人はバーンスタイン絡みだから当然と言えば当然か。
今はどうなのかは知らないけど、ちょっと前のクラシック界はこんな感じだって事は、少しクラシック好きな人なら誰でも知ってることでしょう。私ですらここまでは知ってた。

しかし、最近調べてみて、少年レイプで逮捕された高名な指揮者が一人ではなかったってこととか、あの高名な指揮者がコロンビアのW氏と何度も寝たとか、岩城宏之さんが生前「指揮者として国際的に活躍するには、ユダヤ系であるか、ゲイであるかが必要」と言っていたとか、「ホモでもユダヤ人でもないので契約を断られた」なんて話がザラだったり、バーンスタインの弟子の佐渡さんが「私は誘いには乗らなかった」と言っているところを見ると、小澤さんはやっぱり……って話があったり、チャイコフスキーは有名だけど研究者によってはベートーベンもゲイの気配があると言われている、なんてのは、初めて知りましたよ。
音楽に小さいうちから親しんでいると、ホルモンバランスや特殊な物質が脳に分泌されて、ゲイもしくはバイになりやすいらしいという科学的根拠もあるらしいですね。

最愛のカンマエ先生を「メンズラブ受け」に仕立てることそのものは私の趣味だからいいとして、これを公開することに関してはちょっと尻込みしていた部分があったんだけど、これだけ条件揃ってたら、改めて臆することないわ!って感じ(笑)
そもそも、カンマエ先生、ベートーベン好き、ピアノから指揮者へ、あの美しい容姿、あの小指のリング、男2人で一つ屋根の下に暮らす、その同居の男の弟子に身の回りの世話をさせる、って結構危険な要素を盛り込んでいるのは、脚本家もそのあたり、わかってやってるんじゃないかとマジで思ったりもするんだけど(笑)
むしろ、もう既にレーベル出してるし、グラモフォンからも声がかかるほどの高名な指揮者なんだもん、クラシック界にいる音楽家として、若い頃、男経験がなかった方がおかしいよ、ってくらいかもしれない。
なんだか妙な自信がついた(笑)