辞めたいのに。なかなか上手くいかない。

本気でさっさとサイトを閉じてしまいたいんだけど、そうなると困ることがいくつか出てきた。
前にも進めず、後ろにも引けず、宙に浮いた感じで辛い。

サイト全盛時代は随分叩かれた。大きなサイトだったから目立ったのか、ありもしないこと、言ってもいないことで、あちこちで叩かれた。
勿論、励まして応援してくれた人も沢山いて、大河の時なんて、三谷幸喜さんにメール貰って(当時三谷さんも一部で叩かれていた)、恐れ多くも辛さを共有してくださったこともあって随分心強かった。
今、送られてくるメールの数は、当時の1/100以下に減ったけど、それでも励まされることもあって、なんだかんだとやってきたのだけれど。

今は、サイト運営しているからどう、って時代でもなくなった。
注目度も全くなくなったし、辞めても気づかれもしないくらいだと思う。だから、そういう意味ではいつ辞めてもいいんだけど。
原点に帰りたい。
もともと、世間でメジャーな、歳三と沖田の組み合わせが嫌いで、勇と歳三こそ新選組の要だと思ってきた。史実がそうだから。
歳三と沖田の仲の良いエピソードなんて史実には殆ど無い。むしろ仲が悪そうな感じすらする。
でも、勇と歳三の絆を示すエピソードは山のようにある。これが史実。事実。

それをどうやって世間に伝えたら良いんだろう、って随分悩んだ。
腐女なので、勇×歳三を書きまくってその絆の基本をアピールしようと思った。これが1995年にHP始めた原点。
昔、「土方ゆうとは史実だなんだ、と言っておきながら、陰でホモ小説書いてる」って叩かれもしたけど、私にとっては、勇×歳三は陰でやってることじゃなくて、むしろそっちがメインだった。いや、今でもそうだけど。

でも、それだけじゃ今度は変な誤解を生む。勇と歳三に絆はあったけど、恋愛関係があったわけではない。(と、思う(笑)わからんけど。あったかもしれんが(笑))
だから、史実をきちんと伝えるサイトを付随して作ろう、と思った。それが『新選組百科事典』。
小説で勇と歳三の絆に興味を持って貰って、そこを入り口に、史実の新選組を知って貰おうと。
ところがなんだか、こっちのオマケの方が有名になってしまって、まぁ、それはそれで悪いことではないので、そのままで、今日まで来た。
でも、本当にやりたいのはこれじゃない。
勇と歳三のことを、やりたい。原点に返りたい。
でも、それをやるには、誤解を生まないよう、史実もきちんとアピールしておかないといけない。でも辛いんだ。ほんとに。
史実の方を辞めるなら、勇と歳三のことも辞めないといけない。そうじゃないと、自分の中で、正義が折り合わない。
歳三に対しても、どうしてもこの正義を貫きたいのだ。じゃないと彼を好きでいる資格はないと自分で思うのだ。

昔のように、何か一言書けば、大きな反響があって、賛同されたり叩かれたり、と騒がれた時代とは違い、今はもう私のサイトも目立たなくなり、役目も終わりな感じで、何でも気楽に発言できるし気楽にサイト運営も出来るから、好きなことを好きなようにやれば良いんだけど、自分の中で矛盾点を持ちたくない。そんなことになったら歳三に本当に申し訳がない。
いっそのこと全部辞めてしまおう、と思うんだけど、商業誌なんかで歳三と沖田の話とかを見ると、あぁ、辞められない……、頑張らないと、とも思ってしまう。

勇と歳三にこだわり続けてきたのが私の人生。ここで終わっていいんだろうか、と今日も悩み続けている。

This entry was posted on 土曜日, 7月 2nd, 2011 at 23:03 and is filed under 新選組, 日記雑記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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